韓国大統領府 12日の朝米首脳会談開催に期待表明
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2018.06.02 11:17
韓国大統領府 12日の朝米首脳会談開催に期待表明
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)は2日、トランプ米大統領が一度は中止を宣言した朝米(米朝)首脳会談を開催すると表明したことについて期待を示した。
トランプ氏は1日(日本時間2日未明)、ホワイトハウスを訪れた北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の側近、金英哲(キム・ヨンチョル)党副委員長から正恩氏の親書を受け取った後、記者団に対し、当初の予定通り今月12日にシンガポールで朝米首脳会談を開催すると語った。また、会談で休戦状態にある朝鮮戦争の終戦宣言についても取り上げる可能性を示唆した。
青瓦台の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は記者団に対し「トランプ大統領が金委員長の親書を受け取ったことで朝米会談への道がさらに広く堅固になった」としながら、シンガポールで開かれる世紀の会談を落ち着いて見守りたいと述べた。
青瓦台の高官は聯合ニュースの取材に対し「トランプ大統領の発言は朝米首脳会談の12日開催を公式に表明し、終戦宣言についても公式に言及したものだ。朝米会談が終戦宣言につながることは、朝鮮半島が休戦状態から脱し新しい時代を迎えるという象徴的な措置であるため、われわれとしては終戦宣言が実現すれば歓迎すべきことだ」と述べた。
また、「終戦宣言は、朝米間の協議が正常に行われることが前提となるため、双方が事前にどれだけ協議をうまく進めるかにかかっている。トランプ大統領の発言などから、朝米間の協議が順調に行われてきたのではないかとみている」と説明した。
hjc@yna.co.kr