シンガポールで北朝鮮が韓国記者を拘束 大統領府が注意喚起
記事一覧
2018.06.08 14:16
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は8日の会見で、12日に朝米(米朝)首脳会談が開かれるシンガポールで韓国KBSテレビの記者が北朝鮮側に拘束される事態が発生したとして、取材関係者に対し注意を呼びかけた。
この記者は7日に北朝鮮施設を訪れて拘束され、その後北朝鮮の通報によりシンガポール警察に引き渡された。
金報道官は「シンガポールは韓国の行政力が及ばない場所であり、大変厳格な公権力が行使される場所だ」とし、「問題が発生すれば韓国政府としては最大限の外交的努力を尽くすが、問題が解決されない場合も多い」と説明した。
また「北と米国の首脳が会う特殊な状況で、どのような問題が発生するか分からない」とし、「米ホワイトハウスの警護システムは大変厳格だ。行き過ぎた取材で思わぬ事故に遭った場合、問題が大きくなることがあるので(報道陣は)特に注意してほしい」と強調した。
金報道官は、今回以外にも記者が撮影禁止区域で撮影したことなどにより現地警察に拘禁された事例が4回あったと明らかにし、関係者に対し外交部のガイドラインやシンガポール大使館のホームページなどを参考にするよう伝えた。
ynhrm@yna.co.kr