朝鮮戦争の終結合意も トランプ氏発言に「変わり得る構想」=韓国
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2018.06.08 14:06
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金宜謙(キム・ウィギョム)報道官は8日の記者会見で、トランプ米大統領が北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)との首脳会談で朝鮮半島の終結合意の署名に前向きな考えを示したことについて、「トランプ大統領が会談を控え、いろいろなことを構想しているようだ」として、「構想は(非核化を巡って)進められるプロセスの中で変わる可能性がいくらでもある」と述べた。
また金報道官は会談が順調に進まなければ席を立つとしたトランプ大統領の発言に言及した上で「あらゆる状況について答弁することは難しい」と慎重な姿勢を示した。
トランプ大統領の発言の意図が確認できていない中、可能性は低くなったとはいえ朝米(米朝)首脳会談後に南北米首脳会談が開かれることも念頭に、状況を注視していく意向を表明したと受け止められる。
トランプ大統領は7日、安倍晋三首相との会談後に行った会見で、朝鮮戦争の終結合意について、「署名できるかもしれない」と述べた。
終戦宣言が合意かの質問に金報道官は「正確な意味は確認できていない」と答えた。
kimchiboxs@yna.co.kr