韓国統一地方選の期日前投票率 20%超=過去2番目の高さ
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2018.06.09 22:19
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央選挙管理委員長は9日、13日に投開票される統一地方選の期日前投票率が20.14%になったと発表した。投票率は全国規模の選挙としては過去2番目の高さとなった。
期日前投票は8、9の両日、全国の3512カ所で行われた。有権者全体の4290万7715人のうち、864万897人が期日前投票を行った。
前回の2014年の統一地方選の期日前投票率(11.49%)に比べ8.65ポイント高く、16年の総選挙(12.19%)も上回った。ただ、期日前胃投票で最高の投票率を記録した昨年の大統領選(26.06%)には及ばなかった。
一方、統一地方選と同時実施される国会議員の再・補欠選の期日前投票率は21.07%だった。
与党「共に民主党」の報道官は「期日前投票率が20%を突破したのは文在寅(ムン・ジェイン)政権の成功や朝鮮半島の平和を願う国民の熱望の現れ」とする論評を出した。
保守系の最大野党「自由韓国党」の報道官は「韓国党は文政権の経済破たんや独善的な暴走を防ぐため、期日前投票への参加をさまざまなキャンペーンを通じて促した」として、「期日前投票と13日の投票日当日の投票を通じ、本当の民意が明らかになる」と強調した。
期日前投票率が高かったのは、投票日当日の投票率が分散された可能性があるとして、全体の投票率は大幅に上がらないとの見方が出ている。とりわけ、投票日前日の12日に朝米(米朝)首脳会談が開催されるため、選挙への関心が薄れる懸念があるとの声もある。
kimchiboxs@yna.co.kr