トランプ氏「米朝会談は一回限りの機会」 北朝鮮に非核化圧力
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2018.06.10 09:58
【ニューヨーク聯合ニュース】トランプ米大統領は9日(米東部時間)、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)に非核化への決断を改めて促した。12日の朝米(米朝)首脳会談を前に北朝鮮から非核化への措置を引き出すための最後の圧力と受け止められる。
トランプ氏は主要7カ国首脳会議(G7サミット)が開催されているカナダからシンガポールに向かう前に記者会見で「北朝鮮を偉大にする機会はもう来ない。これは一回限りの機会だ」と述べた。また、「金委員長に真剣さがないと感じたら対話を続けない」とし、時間を無駄にするつもりはないと述べた。
非核化に応じ、朝米首脳会談という最初で最後の機会をつかむよう、北朝鮮に促しているような発言だ。シンガポールでの会談で「完全で検証可能かつ不可逆的な非核化」(CVID)の明記を求めるとの意味としても解釈できる。
一方、トランプ氏は現地時間の9日昼(日本時間10日未明)、朝米首脳会談が開かれるシンガポールに向けて出発した。10日にはトランプ氏、金委員長ともに現地入りするとされる。両者は12日午前9時(同12日午前10時)から史上初の朝米首脳会談に臨む。
csi@yna.co.kr