韓国・秀林文化財団 元文化体育観光相を理事長に選任
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2018.06.19 11:43
【ソウル聯合ニュース】韓国・秀林文化財団の理事会は19日、元文化体育観光部長官の劉震竜(ユ・ジンリョン)国民大碩座教授を新理事長に選任したと明らかにした。
劉氏は文化部次官、カトリック大韓流大学院長を経て朴槿恵(パク・クネ)政権時代の2013年に文化体育観光部長官に任命されたが、青瓦台(大統領府)とのあつれきにより免職。16年に、当時の政権の人事権乱用や政権に批判的な文化・芸術界関係者や団体をリストアップした「ブラックリスト」の作成疑惑を暴露した。15年からは国民大行政大学院の碩座教授(行政学)を務めている。
財団関係者は劉氏について「人望と専門性を兼ね備えた点が財団理事会から高く評価された」と説明した。
秀林文化財団は、中央大理事長を22年にわたり務めた故金熙秀(キム・ヒス)氏の「文化立国」という人生哲学を具現するため09年に設立され、ソウル市内で金熙秀記念秀林アートセンターを運営している。
また、聯合ニュースと共同で秀林文学賞、伝統芸術の継承と発展のための秀林文化賞、秀林美術賞などを制定・授与しており、韓日文化交流事業も行っている。
ynhrm@yna.co.kr