北朝鮮「対話望むなら見合った行動を」 日本に過去の清算要求
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2018.07.03 21:17
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は3日、「日本は過去を清算する機会を逃すな」と題した論評で、日本に対し過去を清算する良い機会を逃してはならないと呼びかけた上で、真に対話を望むのであれば、北朝鮮に対する意識を根本的に変化させねばならず、それに合った行動を取らなければならないと強調した。
また日本の安倍晋三首相が日朝首脳会談の実現に意欲を示しているとする日本メディアの報道に触れ、日本は日朝対話実現に躍起になっているが、実際の行動はこれと相反していると主張した。
また、拉致問題について騒ぎ続ける一方で、対北朝鮮制裁の必要性について強調しており、これは対話を望むのは口だけで、頭の中は北朝鮮に対する敵対意識が高まっていることを示すものと非難した。
さらに日本が対話と騒いでいるのは、日朝関係の改善を望んでいるのではなく、激変する朝鮮半島情勢の流れから押し流された苦しい状況から逃れ、遅まきながら朝鮮半島問題に割り込み、利益を得ようとする日本特有の不誠実な打算によるものと指摘した。
北朝鮮が日本に対する攻勢を強めているのは、北朝鮮の非核化で合意した朝米(米朝)首脳会談を受けた朝米交渉の結果が日本との関係に影響を与える可能性があると見通してのものとみられる。
北朝鮮は日本人拉致問題について、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」を通じ、2002年の小泉純一郎首相(当時)の平壌訪問を機に「完全に解決された」と主張している。
yugiri@yna.co.kr