離散家族の生死確認開始 8月下旬の再会に向け=韓国
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2018.07.04 15:13
【ソウル聯合ニュース】韓国の大韓赤十字社の関係者は4日、8月20~26日に北朝鮮・金剛山で行われる南北の離散家族再会行事に向け、北朝鮮側から依頼された離散家族の生死を確認する作業に着手したと明らかにした。
南北は3日、離散家族再会行事の参加者候補(韓国側250人、北朝鮮側200人)の名簿を交換した。
大韓赤十字社は統一部と共同で運営している離散家族情報統合システムに登録されている離散家族再会申請者と北朝鮮側が依頼した韓国にいる家族の名前や年齢などを照合しながら確認を行っているようだ。
離散家族情報統合システムに登録されている離散家族再会申請者のうち、6月30日現在で生存者は5万7059人、死亡者は7万5425人となっている。同関係者は「北側に(家族が)死亡したかどうかも知らせなければならないため、生存者だけでなく死亡者の名簿も照合する」と説明した。
北朝鮮側200人の名簿によると、90歳以上が8人(4%)、80~89歳が124人(62%)、70~79歳が67人(33.5%)、69歳以下が1人(0.5%)となっている。家族関係は夫婦・父子が116人(58%)、兄弟・姉妹が46人(23%)など。
大韓赤十字社は「生存」「死亡」「確認不可能」など生死確認の結果を25日までに北朝鮮側と交換する。
南北は再会行事の参加者を100人ずつに絞り込み、8月4日に最終的な参加者の名簿を交換する方針だ。
kimchiboxs@yna.co.kr