「究極のエコカー」FCV 路線バスに初導入=ソウル市で来月から
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2018.07.09 10:18
【ソウル聯合ニュース】韓国・ソウル市は9日、水素を燃料とする燃料電池車(FCV)のバスが、瑞草区・廉谷洞と梨泰院、南山、市庁、崇礼門(南大門)などを結ぶ405番路線で来月から運行する計画だと明らかにした。バスは現代自動車から無償で提供される。
同市によると、FCVバスが一般道で運行されるのは韓国で初めて。
FCVは、水素が空気中の酸素と結合して生み出される電気エネルギーを動力とする。空気を吸い込んで排気する際に粒子状物質を浄化する効果も備え、「究極のエコカー」と呼ばれる。
ソウル市は当初、麻浦区・上岩洞と光化門を結ぶ470番バスにFCVを導入しようとしたが、運行に適した水素スタンドの設備が整っておらず、405番に変更した。
同市はFCVバスの導入に合わせ、9月から電気自動車(EV)の市内バス30台を、興仁之門(東大門)、崇礼門、粛靖門(北大門)、敦義門(西大門)のソウル4大門の内側、16.7平方キロメートルの「グリーン交通振興地域」を往来する路線に導入する予定だ。
ynhrm@yna.co.kr