新南方政策推進へ特別委 大統領直属の委員会傘下に設置へ=韓国
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2018.07.10 16:07
【ソウル聯合ニュース】韓国の大統領直属・政策企画委員会の傘下に「新南方政策特別委員会」が設置される見通しだ。政策企画委の関係者は10日、聯合ニュースの取材に「外交の多角化を目指す新南方政策の趣旨に沿って、関連委員会の設置を準備している」と伝えた。発足時期は準備の状況を見る必要があるとし、「外交事案が多いため、外交部とも協力して進めていく」と述べた。
新南方政策は新北方政策と並び、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の「朝鮮半島新経済地図」構想の軸をなす外交戦略だ。東南アジア諸国連合(ASEAN)やインドなど南方の国々との交流分野を、従来の商品貿易だけでなく技術、文化芸術、人的交流にまで広げ、人(People)・平和(Peace)・繁栄(Prosperity)の共同体といういわゆる「3P」を追求することを目標とする。
インドを国賓として訪問中の文大統領は9日、ニューデリーで「韓国・インドビジネスフォーラム」に出席し、新南方政策について「単なる経済協力を超え、共に豊かに暮らす、人間中心の平和共同体を一緒につくり上げようとするものだ」と意義を強調した。
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