韓国ITカカオがビッグバン事務所と協力 日本の電子マンガ攻略へ
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2018.07.30 09:25
【ソウル聯合ニュース】韓国のIT大手カカオが日本の電子コミック市場の攻略に向け、韓国の大手芸能事務所YGエンターテインメントと積極的に協力している。
カカオの日本法人カカオジャパンが手掛ける電子マンガサービス「ピッコマ」は、YGエンターテインメント所属の人気グループ、BIGBANG(ビッグバン)のキャラクターが登場するマンガ「ゴブリン~BIGBANG STORY~」を独占配信中だ。8月に始まるBIGBANGメンバー、V.I(ヴィアイ)の初日本ソロツアーのプロモーションも展開している。
ピッコマは6月にも、新作マンガのテレビCMソングにYGエンターテインメント所属のWINNER(ウィナー)とiKON(アイコン)の楽曲を使用した。
両社双方の関係者によると、日本法人は正式に協力関係を結んでいない。またYGエンターテインメントは、カカオと競合関係にある韓国IT大手NAVER(ネイバー)が大株主になっている。それだけに、カカオとYGエンターテインメントの最近のコラボレーションは特に目を引く。
NAVERはコンテンツ強化を目的に、昨年計1000億ウォン(約100億円)をYGエンターテインメントに投資し、第2位株主となった。YGエンターテインメントを含めコンテンツ分野への追加投資も計画している。
NAVERは韓国の検索サイトサービスでカカオと競合。日本では子会社が2013年から電子コミックサービス「LINEマンガ」を運営している。
一方、ピッコマは16年にサービスを開始した。カカオは最近、カカオジャパンに約1000億ウォンを投資するなど、日本市場攻略に拍車をかける。今後もさまざまな企業と協力していく構えだ。
mgk1202@yna.co.kr