柔道金狙う在日3世の安昌林 「日本の壁越える」
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2018.08.09 21:08
【鎮川聯合ニュース】在日コリアン3世の柔道選手、安昌林(アン・チャンリム)(24・南揚州市庁)は今月インドネシアで開幕するジャカルタ・アジア大会に、韓国代表として出場する。安は京都で生まれ、日本の小、中、高校を卒業したが韓国籍を放棄したことはない。日本に渡った祖父をはじめ、両親も韓国籍を維持している。だが、在日コリアンに対する認識が低いため、日本に帰化したと思われることが多い。
安は9日、中部・忠清北道の鎮川国家代表選手村で行われたインタビューで、「良い成績を収めれば、人々の関心が大きくなり、在日同胞に関する正確な情報が伝わる」とし、「私が国際大会で良い成績を収めたい理由の一つ」と話した。
安は幼い時から自分のルーツを忘れず、韓国文化を学び、韓国語もネイティブレベルで話すことができる。
2013年10月、筑波大2年の時に全日本学生柔道体重別選手権大会に出場。73キロ級で優勝し、日本側から帰化するよう勧められたが断った。
14年には韓国に本拠地を移し、韓国を代表する選手となった。
偶然にも安は国際大会に出場するたびに日本の壁にぶつかっている。特に2016年のリオ五輪柔道男子73キロ級金メダルの大野将平にはこれまで4回対戦し4回とも敗れている。
ジャカルタ・アジア大会にも大野が出場することから、安は打倒大野を目指し、秘策を準備したという。
安は詳しい戦術は話せないが、大野の長所を弱めるための準備をしたとし、今大会で大野に勝ち、2020年の東京五輪で金メダルを獲得するための足がかりにすると話した。
yugiri@yna.co.kr