[韓流]「目撃者」が興行1位に 「工作」は観客400万人突破
【ソウル聯合ニュース】韓国映画振興委員会の統計によると、15日に公開された韓国映画「目撃者」(以下、原題)が18~19日の2日間に観客63万3308人を動員し、週末の興行1位を記録した。観客動員数の累計は136万5415人で、公開4日目の18日に100万人を突破した。
同作は、団地で起きた殺人事件を目撃した主人公サンフンの心の葛藤を描いた。サンフンは犯人の復讐(ふくしゅう)を恐れ警察に通報せずにいたが、犯人はほかの目撃者を殺害し、サンフンの家族までも脅かす。俳優のイ・ソンミンがサンフンを演じた。
2位は61万6832人を動員した韓国スパイ映画「工作」。累計観客数は404万440人で、公開12日目の19日に400万人を超えた。
ファン・ジョンミン、イ・ソンミン、チョ・ジヌン、チュ・ジフンが出演した同作は、1990年半ばに「黒金星」という暗号名で北朝鮮核の実体を暴こうとしていた韓国情報機関のスパイが南北高官によるひそかな取引を察知したことで繰り広げられるストーリーを描いた。アクションシーンはなく、せりふと心理戦のみで密度の濃い緊張感を醸し出している。
一方、ハ・ジョンウ、チュ・ジフンら主演の大ヒット韓国映画「神と共に―因と縁」は49万8292人を動員し、累計観客数を1131万8438人に伸ばした。
同作は14日に観客1000万人を超えた。約1441万人を動員した前作「神と共に―罪と罰」と合わせ、韓国映画史上初の1、2作連続1000万人突破の記録を打ちたてた。
漫画家チュ・ホミンの同名の人気ウェブ漫画が原作の「神と共に」は、死者が四十九日までに冥土で7回の審判を受ける過程を描いたファンタジー映画で、「因と縁」では冥土の使者3人の過去の因縁が解き明かされる。
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