北と非武装地帯内の見張り所10カ所程度撤収で合意 韓国国防相
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2018.08.21 15:36
【ソウル聯合ニュース】韓国の宋永武(ソン・ヨンム)国防部長官は21日、国会国防委員会の全体会議で、非武装地帯(DMZ)に設置された南北の見張り所からの兵力と装備の試験的な撤収について、「(北朝鮮と)10カ所程度を撤収することにした」と述べた。さらなる撤収も可能だとし、「先に一つ、二つ撤収して増やしていこうということだ」と説明した。
宋長官は、南北の見張り所間の距離が近いものから撤収するとも伝えた。韓国が一方的に撤収する可能性を指摘されると、「そんなことは全くない。互いに撤収を確認できる」と応じた。
宋長官は一方、北朝鮮との境界地域での地雷除去と関連し、南北経済協力事業の開城工業団地を造成する際に使用した地雷除去装置があるが、老朽化して使用できないと説明。国防科学研究院で効率的に地雷を除去する方法を検討していると明らかにした。
南北は7月31日の将官級軍事会談で、DMZ内の見張り所からの試験的な撤収やDMZでの朝鮮戦争戦死者の遺骨の共同発掘、軍事境界線がある板門店の共同警備区域(JSA)の非武装化などについて、意見の一致をみたとされる。
tnak51@yna.co.kr