金正恩氏「非核化意思は明確」 訪朝の韓国特使団に
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2018.09.06 11:38
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使として5日に北朝鮮の平壌を訪問した青瓦台(大統領府)の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長は6日、訪朝結果を説明する記者会見を開き、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が特使団と会談した席で「非核化への意思は明確だ」と述べたと明らかにした。国際社会の一部が自身の非核化意思に疑問を呈していることに対し、もどかしさを打ち明けたという。
鄭室長によると、金委員長は「非核化に必要な措置を先んじて実践した。善意を善意と受け入れてくれればいい」とし、5月に爆破作業を行った北朝鮮北東部・豊渓里の核実験場について「坑道の3分の2が完全に崩落し、核実験は永久に不可能だ」と述べた。
鄭室長は情報機関・国家情報院の徐薫(ソ・フン)院長らとともに訪朝し、金委員長に文大統領の親書を手渡した。
鄭室長はあわせて、文大統領と金委員長による今年3回目となる南北首脳会談が18日から3日間、平壌で開かれると伝えた。
tnak51@yna.co.kr