Go to Contents Go to Navigation

正恩氏が言及したトランプ氏任期内の非核化 実現可能か 

記事一覧 2018.09.06 20:13

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が韓国の特使団と会談した席で、トランプ米大統領の1期目の任期内に非核化を実現したいとの意向を示したことで、その実現の可能性に関心が集まっている。トランプ大統領の1期目の任期は2021年1月まで。

会談する韓国特使団(左)と金委員長(青瓦台提供)=6日、ソウル(聯合ニュース)

 特使団を率いた鄭義溶(チョン・ウィヨン)青瓦台(大統領府)国家安保室長によると、金委員長は会談で、「(信頼関係に基づき)トランプ大統領の1期目任期内に、朝米(米朝)の70年に及ぶ敵対の歴史を清算して関係を改善しながら、非核化を実現したい」と話したという。

 金委員長の発言は、11月6日の米中間選挙と、20年11月の米大統領選で北朝鮮核問題の進展を外交成果としてアピールすることを狙うトランプ大統領の計画を意識してのものとする見方が多い。

 では、検証や廃棄といった作業が伴う北朝鮮の非核化が実際に約2年で可能なのだろうか。

 寧辺の核施設だけで390以上の建物が存在し、北朝鮮の核兵器は多ければ50程度と推定されている。 

 このような北朝鮮の状況を考えれば、21年1月までの2年4カ月で全ての核施設と核弾頭、核物質などを廃棄し、隠された施設がないか検証するのは現実的に難しいというのが多くの専門家の見解だ。

 韓国原子力統制技術院の元研究員、アン・ジンス氏は「南アフリカ共和国の場合、核兵器七つと核施設が一つだけだったが、検証に3年以上かかったと承知している」とし、「細かい部分まで完璧に検証するには時間がどうしても長くかかる」と話した。

 ただ、原状回復が難しいレベルで政治的な「完全な非核化」を宣言するのであれば、2年4カ月でも可能との見解も少なくない。

 アン氏は「どのような核廃棄かというのが問題だが、核施設を再び使うことができない程度にするのにはそれほど長い時間はかからない」とし、「核兵器を解体して海外に搬出するとともに、原子炉と再処理施設を『永久不能化』させ、ウラン濃縮施設を解体するのは1年以内でできる」と説明した。

 科学技術政策研究院の李春根(イ・チュングン)専任研究員も「結局のところ非核化の期間は、どの程度のレベルで検証するかが鍵となるが、核兵器と核物質に焦点を合わせるならそれほど長い時間は必要ない」とし、「核施設の完全廃棄と除染まで全てするにはどれくらい時間がかかるか分からないが、それは米国にとって大きな関心事ではないだろう」と話した。 

 李氏は、トランプ大統領の任期内に非核化が実現するかについて、「北がどの程度誠実に核を申告するか、米国が北の核の状況を正確に把握する情報力を持っているかにかかっている」と指摘した。

 申告、検証、廃棄といった技術的な側面よりは、非核化の工程や検証のレベルなどで合意し、非核化とその見返りを滞りなく履行していくことなど、政治的な側面によるというのが専門家たちの見方だ。

yugiri@yna.co.kr

注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。
お問い合わせ
聯合ニュース日本語版に関する記事やコンテンツ使用などについてのお問い合わせは( japanese@yna.co.kr )へ。 イベントなどの開催告知、取材要請、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報も同メールアドレスで受け付けています。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。