韓国与党代表が訪朝推進 南北首脳宣言11周年に合わせ
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2018.09.07 09:31
【ソウル聯合ニュース】韓国与党「共に民主党」の李海チャン(イ・ヘチャン)代表が、2007年の2回目の南北首脳会談で出された首脳宣言「10・4共同宣言」の11周年記念式典が北朝鮮で開かれる場合、与野党の国会議員と訪朝する方向で調整を進めている。同党の関係者が7日、明らかにした。
同宣言は当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と金正日(キム・ジョンイル)総書記が07年10月4日に署名したもので、朝鮮戦争の終戦宣言を目指すことなどが盛り込まれている。
盧氏の側近だった李氏は「盧武鉉財団」の理事長も務めている。
ただ、同関係者は「実現するかどうかは分からない状況」と述べた。
記念式典の開催は8月13日に開かれた南北閣僚級会談で韓国側が北朝鮮に要請し、今月5日に文在寅(ムン・ジェイン)大統領の特使団が訪朝した際も北朝鮮側に協力を求めたとされる。
別の党関係者は「韓国では毎年10・4宣言を記念しているため、南北関係が進展しているだけに、北で開かれればさらなる意味があるのではないかとして(記念式典の)共同開催を提案したが、北側から具体的な返事はない」と述べた。
李氏は8月末の就任以降、野党4党の代表に対し、複数回にわたり北朝鮮訪問を提案した。
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