金正恩氏がトランプ氏に首脳会談要請の書簡 米「調整中」
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2018.09.11 08:34
【ワシントン聯合ニュース】米ホワイトハウスは10日(米東部時間)、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)がトランプ米大統領に送った書簡で、2回目の朝米(米朝)首脳会談の開催を要請してきたことを明らかにした。6月にシンガポールで開かれた史上初の朝米首脳会談に続き、2回目となる会談が実現するか、注目される。
ホワイトハウスのサンダース報道官は同日の記者会見で、トランプ氏が金委員長からの書簡を受け取ったとした上で、書簡の目的を「トランプ大統領との首脳会談開催を要請し、日程を定めようとするもの」と説明。さらに「すでに調整の過程にある」とし、会談開催に向けた協議が始まっていることを示唆した。
サンダース氏はこの書簡を「とても温かで、前向きな書簡」としながら、「対話と進展を続け、朝鮮半島非核化に焦点を合わせるという意思を示した」と評価した。
これを機に首脳会談が実現し、双方が今一度トップダウンで歩み寄る場合、膠着(こうちゃく)状態だった朝米の非核化交渉に突破口が開かれる可能性もある。
金委員長の書簡は、インド、パキスタン訪問を終えて帰国したポンペオ米国務長官がトランプ氏に届けた。
mgk1202@yna.co.kr