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芸術の香り漂う隠れた旅行地 京畿道・利川のYe's Park

記事一覧 2018.09.28 12:30

【利川聯合ニュース】誰もが知っているような郊外への行楽はもう飽きた。どこか特別な旅行先はないだろうか。懐事情も思わしくなく、遠くへ行くのも負担になるこの頃だ。海外旅行が日常化し、韓国人の旅行パターンも大きく変わった。もう「ニセモノ」は通用しない。テレビ番組でも「リアル」が人々に受けている。

現代的な陶磁器作品が印象的なYe's Park=(聯合ニュース)

 ソウル南東の京畿道・利川にある陶磁芸術村 「Ye's Park」(芸'sパーク)をたまたま訪れたとき、「これぞリアルだ!」という感じを受けた。

 Ye's Parkは広く知られた観光地ではない。陶芸家らの活動の場として、利川市新屯面の40万平方メートルの敷地に2015年に造成された。陶芸家たちの準備期間が長く、最近になって各建物の工事が完了。作家たちが入居するようになった。

 まるでドラマのセットのようにこぢんまりとしているが、美しい。それが第一印象だった。

 ドアの開いた工房に入ると、カウンターの後ろで力強く作品制作に励む作家の姿が目に留まった。ちょうど古い木の飼い葉桶のような形の作品に紙やすりをかけ、ごま油を塗っているところだった。キャノーラ油と混ぜて塗るのだという。

工房「ソイル」の作家イ・ウンジュ氏の作品=(聯合ニュース)

 伝統的な陶芸作品だけでなく、さまざまな素材を現代的に解釈した作品も多く見受けられた。

 別の作業所に足を向けると、道端に突き出した煙突が目に入った。工房ごとに窯を持ち、そこで陶磁器を焼いているということだ。

作品制作に勤しむイ・ウンジュ氏=(聯合ニュース)

 通りそのものが、ありふれたテーマパークの騒がしさとは全く異なる優美さと品格にあふれていた。建物もそれぞれ細かく気を使ったことが感じられ、たたずまいにも味わいがあった。

 土曜日に開かれる作家たちのフリーマーケットを逃すなと、出会った作家たちが教えてくれた。作品が手ごろな価格で並ぶのだという。

たたずまいに味わいがあるYe's Park=(聯合ニュース)

 久しぶりにいい場所を見つけたという満足感を胸に少し先へ進むと、「丹川聖地」の案内板が見えた。利川市戸法面の丹川聖地はカトリック教の聖地の一つだが、比較的知られていない。1866年のキリスト教弾圧事件、丙寅迫害の際に殉教したチョン・ウンとチョン・ヤンムクの故郷であり、遺骨の埋葬地だ。

実りゆく稲穂。利川は米どころとしても知られる=(聯合ニュース)

 目の前に駐車して登っていくと、落葉の中で実りつつある稲穂が目を引いた。この場所は金大建(キム・デゴン)神父の司牧活動地であり、金神父の遺骨が納められている。大きな聖堂の上側に美しい散策路が整備されており、カトリック教徒でなくとも一度は訪れる価値のある場所だ。

聖地内の「十字架道」は散策にもうってつけだ=(聯合ニュース)

 利川を離れる前に面白い看板を見つけて足を向けた。「恐竜樹木園」だ。恐竜と樹木園をどう結びつけたのか、興味があった。

 訪れる人はどれほどいるのだろうと思いながら向かった恐竜樹木園には、驚くことに30台ほどの大型バスと幼稚園バスが止まっていた。樹木園の職員によると、子どもたちには動く恐竜の姿が、中高年には美しい樹木園の風景が人気なのだという。

恐竜樹木園でティラノサウルスのオブジェを見る子どもたち=(聯合ニュース)

 樹木園のあちこちには、人の接近をセンサーで感知して動き、咆哮(ほうこう)する恐竜のオブジェがあった。薄暗ければ大人でも怖くなるほどだ。山のふもとにあり、上り下りが大変なのが難点だ。

恐竜樹木園を歩く子どもたち=(聯合ニュース)

 近隣の利川市麻長面にある、陶磁器展示にカフェも併設した「李鎮商会」が有名だと聞いて向かった。表には洗練された陶磁器作品が並び、胸をわくわくさせる。小さな庭ごとに置いてある小物を見て回るのも楽しい。

李鎮商会にはたくさんの陶磁器が並ぶ=(聯合ニュース)

tnak51@yna.co.kr

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