韓日共同宣言20周年 ソウルで記念式開催
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2018.10.01 21:47
【ソウル聯合ニュース】1998年に当時の金大中(キム・デジュン)大統領と小渕恵三首相が発表した「韓日共同宣言」の20周年記念式が1日、ソウルで開かれた。
李洛淵(イ・ナクヨン)首相はあいさつで、「金元大統領の均衡と決断、小渕元首相の配慮と決断が相乗効果を生み出し、最強の両国関係を作り上げたと思う」と述べた。
李首相は、金元大統領が日本で行う演説を準備しながら「韓日関係を語るとき、韓国はあまりにも過去に執着し、日本は常に未来志向を述べるが、これを変えて、韓国が未来志向を強調し、日本が過去を見るよう呼びかけるメッセージを盛り込んではどうか」と話していたと、エピソードを紹介した。
金元大統領のこうした考えが韓日関係に関する悩みの中にあり、韓日共同宣言にも反映されたと説明した。
野党・民主平和党の朴智元(パク・チウォン)議員(金大中平和センター副理事長)と与党・共に民主党の姜昌一(カン・チャンイル)議員(韓日議員連盟会長)が記念式の共同委員長を務めた。
朴議員は「朝鮮半島の平和と非核化に向けた南北対話が活発に進められている。国際社会、特に日本の支援が必要だ。韓日共同宣言という羅針盤がある。両国が東アジアの平和に向け共に前進すべきだと、20年にわたり方向を示している」と述べた。
姜議員は「朝鮮半島の平和定着のために日本の役割も非常に重要だ。北と日本の対話が再開され、関係が改善されれば北東アジアの平和と安定に大きく寄与するだろう」と話した。
記念式には日本から日韓議員連盟の額賀福志郎会長が出席し、祝辞を述べた。
hjc@yna.co.kr
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