韓国首相 福島原発の汚染水海洋放出に「深刻な憂慮」
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2018.10.02 11:53
【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は2日、政府ソウル庁舎で開かれた閣議で、日本政府が福島第1原発の汚染水を浄化した後に海に放出する方針を検討していることに対して懸念を示した。
李氏はメディアが報じたこのような内容に関して、「われわれは隣国の政府として深刻な憂慮を表明する。日本政府の説明と慎重な決定を要望する」と述べた。
また、日本政府にこのような立場を伝えるなど、外交部などの関係官庁に指示を出した。
李氏は、福島原発を運営する東京電力が、浄化後の汚染水の80%以上が放出基準値を超過した放射性物質を含んでいるとの調査結果を発表したと説明。その上で、「海は一国の所有物ではなく世界の共有資源だ。汚染水を海に放出すれば、海洋環境と水産物の安全に重大な影響を与えることは明らかだ」と指摘した。
ynhrm@yna.co.kr
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