南北首脳宣言11周年記念行事 韓国訪朝団が平壌に出発
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2018.10.04 09:22
【ソウル聯合ニュース】2007年の南北首脳宣言(10・4宣言)の11周年記念共同行事「10・4 11周年民族統一大会」に出席するため、約160人で構成された韓国の訪朝団が4日午前、北朝鮮・平壌に向けて出発した。
2007年に当時の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が10・4宣言を採択して以降、南北が同宣言を記念する共同行事を開くのは今回が初めて。
訪朝団の共同代表は与党「共に民主党」の李海チャン(イ・ヘチャン)代表や趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官ら6人が務める。訪朝団には盧元大統領の長男の盧建昊(ノ・ゴンホ)氏も加わる。
一行は朝鮮半島西側を通る空路で平壌入りし、6日まで滞在する。共同行事は5日開催。マスゲームの鑑賞や科学技術殿堂などの視察、平壌大劇場での歓迎公演などが予定されている。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が先月19日に署名した「平壌共同宣言」には「南と北は10・4宣言11周年を意味深く記念するための行事などを開催する」と明記されている。
訪朝期間中は平壌共同宣言の履行に向けた当局者協議も行われる見通しだ。
北朝鮮は最高指導者との面会日程を事前に通知しないが、訪朝団と金委員長との面会が行われるかどうかも関心を集める。
kimchiboxs@yna.co.kr
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