南北首脳宣言から11年 韓国当局「平和と繁栄の朝鮮半島めざす」
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2018.10.04 12:09
【ソウル聯合ニュース】2007年の南北首脳宣言(10・4宣言)から11年を迎えた4日、韓国統一部の当局者は「南北が10・4宣言の精神で9月の平壌首脳(共同)宣言をしっかり履行し、平和と繁栄の朝鮮半島を開くよう、最善の努力を尽くす」と、記者団に述べた。

10・4宣言11周年を記念して北朝鮮・平壌で開かれる南北共同行事に出席する韓国訪朝団。京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)から空路で平壌に向かおうとしている(写真共同取材団)=4日、ソウル(聯合ニュース)
この当局者は、当時10・4宣言を北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記と共に発表した韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領が、同宣言について「平和を固めることが繁栄へと進む道」と表現したことがあると伝えた。
南北は10・4宣言11周年を記念する共同行事を北朝鮮・平壌で開く。宣言の採択後、こうした共同行事の開催は初。この日午前、約160人で構成された韓国の訪朝団が平壌へ向かった。
当局者は共同行事の費用に関し、「2億8000万ウォン(約2800万円)以内とするよう、1日の(南北協力)基金で審議された」と説明した。韓国政府は訪朝団の宿泊費や交通費などの費用を民間と共同で負担し、北朝鮮側に実費を支払う計画だ。
mgk1202@yna.co.kr