韓国訪朝団 平壌・科学技術殿堂を視察
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2018.10.04 21:18
【平壌、ソウル聯合ニュース】2007年の南北首脳宣言(10・4宣言)の11周年記念共同行事「10・4 11周年民族統一大会」への出席のため訪朝した韓国の訪朝団は4日、平壌の科学技術殿堂を視察した。
同日午前に平壌に到着した訪朝団は昼食後、午後3時ごろ科学技術殿堂を訪れた。
2016年1月に完成した科学技術殿堂は北朝鮮の科学技術普及の拠点で、韓国側関係者が訪れたのは初めて。
訪朝団の共同代表を務める統一部の趙明均(チョ・ミョンギュン)長官は視察後に行われた北朝鮮の対韓国窓口機関、祖国平和統一委員会の田鍾秀(チョン・ジョンス)副委員長との面談で「短期間でこのような立派な施設を建てたことに驚いている。北側で教育、科学技術、未来の世代を重視していることが一目で分かった」と述べた。
田氏は科学と技術を重視し集中的に育成しており、コンピューター教育にも力を入れていると強調した。
趙氏が「科学技術、教育の分野で南北が協力すれば今後、成長の可能性は限りないだろう」と話すと、田氏は「わが民族の才能は世界にも知られている」と応じた。
科学技術殿堂は延べ面積10万6600平方メートルで、基礎科学館、応用科学技術館、地震体験室、仮想科学実験室など分野別の展示場や野外展示場がある。
視察を終えた訪朝団は平壌大劇場に移動し北朝鮮側が準備した歓迎公演を観覧した。公演内容は先月18日に行われた南北首脳会談初日の歓迎公演と同じだった。
hjc@yna.co.kr