「韓人の日」記念式典で朝鮮半島平和強調 文大統領
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2018.10.05 12:46
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は5日、ソウル市内のホテルで開かれた海外の韓国系による「世界韓人の日・世界韓人会長大会」の記念式典に出席した。急速に進展している朝鮮半島の平和プロセスについて説明するとともに、南北・北東アジアの繁栄に向け、同じ民族として力を合わせることを呼びかける狙いだ。
式典には世界韓人会長団(約400人)や政界関係者ら計550人が参加した。青瓦台(大統領府)は「南北の平和や民族繁栄の意味を伝えるための行事」と説明した。
文大統領は式典で「南北が恒久的な平和の中で一つになる夢、朝鮮半島を越え北東アジアや世界の中で共に繁栄する夢を皆さんと一緒にかなえたい」と強調。日本による植民地時代に起きた「三・一独立運動」から来年で100年になることにも言及し、「南北が一緒に大々的に(100周年を)記念することにした」として、「南北と、世界740万人の在外同胞が参加する民族的な祝祭になることを望む」と述べた。
また、「在外同胞は祖国の発展に寄与したが、在外同胞関連法が十分に(皆さんを)後押しできず残念に思う」として、「国会との協力を通じて解決しながら、政府レベルでできることから始めたい」と強調。「皆さんの子孫が韓国の子孫であり、母国を忘れないよう韓国の文化・歴史・韓国語教育を拡大する」との方針を明らかにした。
kimchiboxs@yna.co.kr
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