平壌共同宣言 文大統領の署名で批准手続き終了=韓国
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2018.10.23 18:55
【ソウル聯合ニュース】韓国政府は23日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が主宰した閣議で、文大統領と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)が9月の首脳会談で署名した「平壌共同宣言」と、南北が締結した「板門店宣言の履行に向けた軍事分野合意書」について、国会の同意を経ずに批准手続きを終えた。手続きは文大統領の署名により終了した。青瓦台(大統領府)が伝えた。
平壌共同宣言と軍事分野合意書は官報に掲載される予定だ。
これに先立ち統一部が先月、平壌共同宣言と軍事分野合意書の批准のための国会同意について法制処(日本の内閣法制局に相当)に問い合わせた結果、「必要ない」との回答があった。
法制処は問い合わせに対し、「平壌共同宣言は(4月の南北首脳会談で署名された)板門店宣言の履行という性格が強く、板門店宣言がすでに国会批准同意の手続きを踏んでいるため別途に国会同意を得る必要がない」との判断を示した。軍事分野合意書については、国会が批准同意権を持つ「国や国民に重大な財政負担を負わせるか、立法事項が必要な場合」に該当しないと判断した。
yugiri@yna.co.kr