韓国陸海空軍の士官候補生 航海実習で佐世保やウラジオストク訪問
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2018.10.26 12:10
【ソウル聯合ニュース】韓国国防部は26日、陸・海・空軍士官学校の2年生598人が今月28日から11月18日にかけ、航海実習の「合同巡航訓練」を実施すると明らかにした。
海軍艦艇3隻に分乗し、ソウル南方の平沢、南部の済州、釜山、鎮海の国内主要海軍基地と、日本・長崎県の佐世保、ロシア極東ウラジオストクの計6カ所を訪問する。3軍士官候補生の合同巡航訓練はこれまで国内で行われており、初めて日本とロシアを訪れる。
11月11日には独島付近での「海上見学」も予定されている。国防部は「航海中に(北朝鮮に近い)白ニョン島や(済州島南の岩礁の)離於島、独島などを経由し、海洋主権守護へ決意を新たにする」と強調した。
佐世保では米第7艦隊上陸部隊と国連軍司令部の後方基地を見学し、日本の陸上、海上、航空自衛隊を訪問する。
国防部は訓練について、「朝鮮半島非核化と関連して北東アジアの安全保障環境が急変する中、日本、ロシアなど周辺国を訪問することで情勢を理解し、歴史意識を高めることが目的の一つだ」と説明した。
同訓練は3軍の士官候補生の結びつきを強めるため2012年から実施されている統合教育の一環として行われる。
tnak51@yna.co.kr