南北の保健当局が会談 感染症情報交換の試験事業実施などで合意
記事一覧
2018.11.07 18:31
【開城(共同取材団)、ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮は7日、北朝鮮・開城工業団地内の共同連絡事務所で保健協力に関する分科会談を開催し、感染症の流入や拡散を防止するため、年内に感染症の情報を交換する試験事業を開始することを盛り込んだ共同声明文を採択した。
南北は結核やマラリアをはじめとする感染症の診断や予防・治療のために互いに協力し、包括的かつ中・長期的な防疫や、保健医療の協力事業も推進することにした。
会談には韓国から保健福祉部の権徳チョル(クォン・ドクチョル)次官ら3人が、北朝鮮からは保健省国家衛生検閲院の朴明守(パク・ミョンス)院長ら3人が出席した。
南北が保健当局による会談を開いたのは、韓国の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記(いずれも当時)による2007年10月の首脳会談直後の同12月以来、約11年ぶりとなる。
yugiri@yna.co.kr