植民地時代に日本が撤去した敦義門 AR技術で復元へ=ソウル市
社会・文化
2018.12.06 09:00
【ソウル聯合ニュース】朝鮮王朝時代のソウル4大門のうちの一つ、敦義門が拡張現実(AR)技術により104年ぶりによみがえる。
ソウル市は6日、文化財庁、ゼネコンの宇美建設、広告代理店の第一企画と協力し、敦義門をデジタルで再現・復元し、文化観光コンテンツとして開発するプロジェクトを推進すると発表した。
敦義門は1396年に完成した後、数回にわたり修復された。日本による植民地時代の1915年に、道路拡張を理由に強制撤去され現在に至る。
市は植民地時代に起きた「三・一独立運動」と大韓民国臨時政府発足から来年で100年になることを受け、来年6月までに敦義門をデジタルコンテンツとして復元し、市民に公開する計画だ。来年下半期(7~12月)にはソウルを訪れる国内外の観光客が体験できる観光コンテンツとして開発する。
コンテンツ開発にはAR技術が使われる。敦義門の跡地(鍾路区平洞)周辺の風景にスマートフォンをかざすと門が再現される。
また、跡地の近くに敦義門をモチーフにした象徴物を設置し、観光客が漢陽都城(朝鮮王朝時代の城郭)と敦義門の歴史を体験し共有できるようにする計画だ。
hjc@yna.co.kr
キーワード