Go to Contents Go to Navigation

韓国政府がBMWを刑事告発へ 調査団「欠陥隠蔽あった」=出火事故

記事一覧 2018.12.24 14:23

【ソウル聯合ニュース】韓国でドイツの高級車BMWから出火する事故が相次いだ問題で、韓国国土交通部と官民合同調査団は24日、BMWがエンジンの欠陥による出火リスクを前もって把握していながら、これを隠蔽(いんぺい)し、リコール(無料の回収・修理)を遅らせたとする最終調査結果を発表した。BMWは2015年の時点ですでにこうしたリスクを認識し、ドイツ本社で対応に着手していたとした。韓国政府はBMWに対し刑事告発、課徴金命令、追加リコール要求などの措置を取る方針だ。

出火したBMW車両(資料写真)=(聯合ニュース)

◇出火原因はEGRクーラーの亀裂による冷却水漏れ

 調査団は、EGR(排ガス再循環)クーラーの亀裂による冷却水漏れがBMWの出火原因であることを確認したと説明した。漏れた冷却水がエンジンオイルなどと混ざりEGRクーラーやエンジンに空気を送り込む部品のインテークマニホールドに絡みつき、そこへ500度以上の高温の排ガスが流入したことで過熱・発火し、出火につながったと結論付けた。

 これまでにBMWが発表した出火原因と大きく違わないものの、調査団は実際の車両実験でEGRクーラー内の冷却水が沸騰する現象を確認したとし、この現象が続けばEGRクーラーに亀裂が入る可能性があると説明した。

◇BMW エンジンの欠陥を15年に把握

 調査団はこの日、BMWが車両の欠陥を隠し、リコールを遅らせたことを示す資料を多数入手していることを明らかにした。BMWは当初、今年7月にEGRの欠陥と出火の相関関係を把握したと発表したが、これは事実ではないということだ。

 調査団によると、BMWは15年10月にドイツ本社にEGRクーラーの亀裂問題を解決するためのチームを構成し、出火リスクを減らすための設計変更などに着手した。また、16年11月には問題があるエンジンの設計変更に入った。15年にすでにEGRクーラーの不具合を認識しており、1年後にはEGRが原因でインテークマニホールドに穴が開き、出火につながる一連の過程も把握していたことを示すものだと調査団は説明している。

 調査団は、BMWがリコールを適期に行わなかったとも指摘した。

 BMWコリアは今年7月、車両約10万6000台のリコールを発表したが、同じ問題のあるEGRを搭載する一部の車両についてはリコール措置を取らず、調査団が釈明を要求した後の9月になって約6万5000台に対する追加リコールを実施した。

 調査団はあわせて、BMWが今年6月までに提出が義務付けられていたEGRの欠陥などに関する技術分析資料を9月にようやく韓国政府に提出するなど、欠陥隠蔽もあったと説明した。

◇BMWを刑事告発へ 追加リコール要求も 

 国土交通部は調査団の最終調査結果を基に、BMWに対し刑事告発、課徴金命令、追加リコール要求を行う方針だ。

 欠陥隠蔽やリコール遅れの容疑でBMWを検察に告発し、リコール遅れについては同社に112億7664万ウォン(約11億円)の課徴金納付を命じる。EGRに関するリコールが実施済みの65車種の17万2080台に対しては、インテークマニホールドに関するリコールを要求する。

tnak51@yna.co.kr

キーワード
注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。