釜山の日本総領事館前に「労働者像」設置を 市民団体が再度要求
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2018.12.26 16:26
【釜山聯合ニュース】韓国・釜山の市民団体は26日、日本総領事館付近で集会を開き、旧日本軍の慰安婦問題を巡る2015年の韓日合意の無効や日本による植民地時代に朝鮮半島から強制徴用された労働者を象徴する像の総領事館前への設置を求めた。
集会には複数の市民団体のメンバー約100人が参加した。
像は釜山の労働団体がメーデーの5月1日に合わせ、慰安婦被害者を象徴する少女像が建てられている総領事館前に設置しようとしたが警察に阻止され、そのまま付近の歩道に置かれていた。同月31日に釜山市東区庁による行政代執行で撤去され、釜山市内の「国立日帝強制動員歴史館」に一時保管された後、団体に返還された。一連の過程で像が壊れ、現在は修理のため、京畿道に保管されているようだ。
集会参加者は宣言文を発表。慰安婦合意に基づいて設立された「和解・癒やし財団」の解散や大法院(最高裁)が日本企業に対し植民地時代に強制徴用された韓国人被害者への賠償を命じた判決を取り上げながら、「小さな始まりにすぎない」として、「慰安婦合意が廃棄され、強制徴用労働者が法的な賠償を受ける日まで行動を止めない」と強調した。
参加者らが集団で移動し、阻止する警官隊と約5分間にらみ合う場面もあったが、大きな衝突はなかった。
kimchiboxs@yna.co.kr
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