金融業界の飲酒文化様変わり 夜11時以降の飲み会「警告」も=韓国
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2019.01.08 18:54
【ソウル聯合ニュース】韓国で金融業界を中心に夜遅くまでの会食を自粛する動きが広がっていることが、8日までに分かった。
業界の関係者によると、現代カードは今年から社内の会食を午後11時までに終えるよう内部規定で定めた。これに違反した場合、チーム長クラス以上の決裁担当の幹部に警告が出され、経費として処理できないようにした。
同社の関係者は「以前から会食は10時を過ぎないようにし、2次会も自制する雰囲気だったが、今回そのような内容を明文化した」と述べた。
新韓金融持ち株会社は昨年10月、社内の会食文化を改善するために部署ごとに会食ガイドラインを定め、標語を作って掲示するようにした。
同社の関係者は「酒席中心ではなく、文化活動などさまざまな形で楽しい会食文化の雰囲気が生まれた」とし、「自主的な出席によりコミュニケーションも円滑になり、業務の効率性も向上しそうだ」と見通した。
ウリィ銀行は、労働時間の上限を週52時間に短縮する制度が昨年導入されたことをきっかけに、酒を飲まない会食を奨励している。
同行の関係者は「チームで会食をする場合は最低2~3週間前に告知し、酒を飲まないだけでなく映画鑑賞など文化行事を多く行う方向に移行している」と説明した。
ハナ銀行は「1カ所で1次会のみを午後9時まで行おう」という「119制度」を運用し、NH農協銀行は午後10時以降の法人カード使用を監視している。
ynhrm@yna.co.kr