韓米合同軍事演習 昨年は前年より25回少ない77回実施
記事一覧
2019.01.15 19:46
【ソウル聯合ニュース】朝鮮半島有事に備え実施されるコンピューターシミュレーションを使った韓米合同の指揮所演習(CPX)の「キー・リゾルブ」が3月4日から2週間実施されることが分かった。韓国軍の消息筋が15日、明らかにした。
国防部は先月20日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領への「2019年国防部業務計画」報告で、韓米合同の指揮所演習を前期と後期にそれぞれ1回実施する計画と発表していた。
指揮所演習には毎年3月に実施してきた「キー・リゾルブ」と8月の「フリーダム・ガーディアン」があるが、今年はそれぞれ「19―1演習」と「19―2演習」などに名称が変更される可能性がある。
毎年4月に行ってきた大規模な韓米合同野外機動訓練「フォールイーグル」については、規模を縮小し、年間を通して実施する方向で米軍と協議している。フォールイーグルの名称だけでなく、大規模な野外機動訓練が行われないことを意味する。大隊級程度に縮小した訓練が年間を通じて実施されることになる。
国防部当局者は、今年上半期の韓米合同演習について、「韓米が協議している」とし、両国の国防相が近日中に電話会談で協議して決めるとの見通しを示した。
一方、南北対話、朝米(米朝)対話が続くなか、北朝鮮が強く反発してきた韓米合同軍事演習が昨年は25%程度減少したことが明らかにしなった。この日国防部が公開した2018年版の国防白書によると、陸軍・海軍・空軍・海兵隊が昨年行った韓米合同軍事演習は77回で、2017年より25回減少した。陸軍が42回から31回に、海軍が24回から17回に、空軍が18回から17回に、海兵隊が18回から12回に減った。
yugiri@yna.co.kr