大気汚染問題で「眠れない」 苦悩深まる文大統領
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2019.01.17 16:32
【ソウル聯合ニュース】粒子状物質(PM)や微小粒子状物質(PM2.5)による大気汚染問題の解決を求める声が高まる中、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が側近に苦しい心情を吐露したことが、17日分かった。
青瓦台(大統領府)の関係者はこの日、聯合ニュースの電話取材に対し「文大統領は粒子状物質の問題のせいで『眠れない』と話すほど解決方法について悩んでいる」と述べ、特段の対策を講じるよう指示を受けたと明らかにした。
文氏は、首都圏で粒子状物質の濃度が高い場合に自動車の運転などを制限する非常低減措置が3日間連続で実施された15日にも側近らと長時間にわたり意見交換を行ったという。
この席で文氏は「国民が実感できる対策」を講じるよう求め、人工降雨や火力発電所の粒子状物質排出基準の強化などを検討するよう指示した。
文氏は大統領選の際、大統領直属の対策特別機関を設置して任期内に粒子状物質の排出量を30%減少させるとの公約を発表していた。
ynhrm@yna.co.kr