韓国与党と最大野党の支持率差8.1ポイント 文在寅政権で最小
【ソウル聯合ニュース】韓国の世論調査会社、リアルメーターが8日に発表した政党の支持率は進歩(革新)系の与党「共に民主党」が前週より0.4ポイント下落の37.8%、保守系の最大野党「自由韓国党」が2.3ポイント上昇の29.7%だった。支持率の差は8.1ポイントと、文在寅(ムン・ジェイン)政権発足後で最も小さくなった。
調査はTBSの依頼を受け、7日に全国の有権者1006人を対象に実施された。
民主党の支持率は4週連続で下落した一方、韓国党は3週連続で上昇した。文政権発足直後の2017年5月の時点では民主党の支持率が韓国党を40ポイント以上上回っていたが、差は徐々に縮まり、昨年11月以降は10ポイント台、先週からは10ポイント以内となっていた。
リアルメーターは韓国党について、27日に実施される党代表選が注目を集めていることが支持率上昇につながったと分析している。
40代は民主党、20・30代の若者層は韓国党の支持に傾く傾向が目立った。年代別の民主党支持率は20代が27.8%で前週比14.4ポイント下落し、30代は45.1%で4.7ポイント落ち込んだ一方、40代は54.5%と10.9ポイント上昇した。
逆に、韓国党支持率は20代が27.6%で13.1ポイント、30代が22.9%で5.9ポイント、それぞれ上昇した。
このほか、「正しい未来党」の支持率は前週より0.5ポイント上がった6.8%、「正義党」は0.7ポイント下落の6.5%、「民主平和党」は0.2ポイント下がり2.3%だった。
一方、文大統領の支持率は前週より0.5ポイント上昇の49.3%、不支持率は0.3ポイント下落の45.5%だった。
リアルメーターは、2回目の朝米(米朝)首脳会談の開催日と場所が確定し、朝米が北朝鮮・平壌で実務協議を行うなど、朝鮮半島の平和に関する報道が増えたことが支持率上昇の一因になったと分析している。
tnak51@yna.co.kr