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北朝鮮紙が正恩氏の非核化決断を評価 住民説得が目的か

北朝鮮 2019.02.17 11:24

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞が金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)の非核化の決断を高く評価しながら、その決断の当為性を強調し目を引く。

金正恩氏(資料写真)=(聯合ニュース)

 同紙は、豊渓里核実験場の廃棄やミサイル発射実験の中止のような「果敢な実践的措置」や今年の新年の辞で核兵器の製造・実験・使用・拡散を行わないとした立場表明には、平和に向かって進んでいる現在の歩みから後退も、後戻りもしないという金委員長の強い覚悟が込められていると説明した。

 今月末にベトナムで開催される2回目の朝米(米朝)首脳会談を控え、同紙は13日に在日同胞の名で「金正恩将軍、平和の新たな歴史を書く」と題した文を掲載した。

 在日同胞の名を借りて金委員長が米国などの強大国との談判で朝鮮半島情勢を主導的に変化させていると宣伝しているかのようにみえるが、実際は非核化で朝鮮半島の平和を実現させるという金委員長の固い意思と真剣さを際立たせている。

 同紙は金委員長の非核化の決断を示す例として、昨年4月の党全員会議で表明した「経済建設総力集中路線」と同9月の南北首脳会談での「平壌共同宣言」を挙げ、「朝鮮半島の非核化という予想外の破格的決断」「想像を超える重大決断」「戦略的選択」と評価した。

 その上で、金委員長の決断が「平和のためなら、ためらいもなく命をかける決死の意志と熱望の表れ」であり、「平和に対する真の愛」「切実な願い」「熱い祖国愛」であるなどと強調した。

 この掲載文は、北朝鮮の非核化と朝米関係改善、朝鮮半島の平和体制構築に向けた朝米首脳の本格的で実質的な談判を控え、北朝鮮住民に対し非核化が金委員長の決断であることを強調し、後戻りできない措置であることを説得するためのものとみられる。

 同紙にこのような内容が掲載されるためには党宣伝扇動部などによる検討と承認がなければ不可能だ。

 北朝鮮の全住民が読むことができる同紙に金委員長の非核化の意思に関する詳しい説明が掲載されたことはこれまでなかった。

 現在、北朝鮮の既得権層を中心に一部住民の間では非核化措置に対する懸念も少なくないとされる。こうした現実を誰よりもよく知る北朝鮮指導部が在日同胞の名を借りて住民たちに対し朝鮮半島の平和に向け核を放棄することを明確にしたとみられる。掲載文の前半では外交分野の金委員長の業績をたたえ、核兵器を保有したからこそ朝米交渉の実現が可能だったと評価しているが、全体的には金委員長の非核化の意思と決断に重きを置いた内容となっている。

hjc@yna.co.kr

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