韓米合同軍事演習 名称変更し来月実施へ
【ソウル聯合ニュース】毎年上半期に実施されていた韓米両軍の合同野外機動訓練「フォールイーグル」の名称が消滅することが、20日までに分かった。全面戦に備えた韓米合同指揮所演習として毎年上半期に実施されていた「キー・リゾルブ」は名称を「19―1演習」に変更し、防衛を中心に来月実施される予定だ。
韓国政府の消息筋はこの日、今年上半期の韓米合同軍事演習の計画に関して「フォールイーグルという名称は使わない」と明らかにした。
韓米軍当局は、これまでフォールイーグルの期間中に実施していた合同演習のうち、大隊級以下の演習は例年通り実施することで一致したと伝えられた。
フォールイーグルは、後方地域の防衛作戦遂行能力を養うために毎年3~4月に実施される野外機動訓練だ。この訓練はコンピューターシミュレーションを使ったキー・リゾルブと異なり、実際に兵力と装備が動員される。
韓米軍当局は、代表的な合同野外機動訓練として定着したフォールイーグルの実施期間を毎年発表してきた。
だが、フォールイーグルは実質的には単一の訓練というより数十の陸・海・空軍、海兵隊の合同訓練を合わせたものという性格が強いため、今後はこの名称を使用せず、通年で部隊単位の合同訓練を行うことになる。フォールイーグルが実施されていた期間には大隊級以下の訓練を行うという。
大規模な訓練計画を発表して北朝鮮を刺激することを避け、部隊単位の合同訓練を実施して防衛態勢を維持する構想だ。
一方、韓米軍当局は来月4日から19―1演習(従来のキー・リゾルブ)を行うための準備を進めていると伝えられた。毎年キー・リゾルブの前に実施されていた危機管理演習も今月26日から行われる予定だ。
韓国軍の関係者は、19―1演習の時期について「予定通り3月4日から始める可能性が高い」と述べた。
今回の19―1演習は、これまでと異なり防衛を中心に行われ、演習期間も7日間と短縮されるという。
ただ、27~28日にベトナム・ハノイで開かれる2回目の朝米(米朝)首脳会談の結果によっては、3~4月に予定されている韓米合同演習が先送りされる可能性も完全には排除できない状況だ。
昨年6月12日にシンガポールで行われた1回目の朝米首脳会談の結果を受け、同年8月に予定されていた定例の合同指揮所演習「乙支フリーダムガーディアン」(UFG)も延期された。
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