新任の韓国統一相「南北・韓米・米朝関係の好循環へ努力必要」
記事一覧
2019.04.10 15:04
【ソウル聯合ニュース】韓国の金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一部長官は10日、国会で与党「共に民主党」の洪永杓(ホン・ヨンピョ)院内代表と面会し、「南北、韓米、朝米(米朝)の三つの2者間関係がバランスよく好循環するよう努力する必要がある」と述べた。その理由について「南北関係の歴史から見ても、朝鮮半島が直面している現実から見ても、三つの関係が好循環するときに問題を解決した経験がある」と説明した。
また、「対北政策に対する国民的合意を広げるためには国会との協力が重要だ」とし、「機会があれば積極的に訪ねて(国会側と)協議したい」と述べた。金氏は政府系シンクタンク、統一研究院の院長から統一部長官に起用され、8日に就任した。
洪氏は、金氏が誰よりも朝鮮半島の平和と繁栄に向け実践的に取り組んできたと評価した上で、「南北の交流と協力を通じてわれわれがより大きな進展を遂げられるよう、役割を果たしてほしい」と求めた。また「制裁と関係のない人道主義的な交流・協力分野を探し、やり遂げる契機をつくってほしい」とも述べた。
金氏の国会訪問は2日連続だが、この日も保守系最大野党「自由韓国党」執行部との面会は行われない見通しだ。同党は金氏が「北朝鮮寄り」だなどとして任命に反対した経緯があり、面会を拒んでいる。
これと関連し、金氏は記者団に「(面会の実現へ)努力を続ける」と述べた。
tnak51@yna.co.kr