薬物使用容疑で拘束のユチョンさん 警察が余罪追及へ
記事一覧
2019.04.28 16:15
【水原聯合ニュース】韓国の京畿南部地方警察庁は28日、麻薬類管理に関する法律違反の容疑で26日に身柄を拘束された歌手兼俳優のユチョンさん(32)を呼び、取り調べを行うと発表した。

韓国の水原地裁は26日、ユチョンさんの事前拘束令状を発付した。同令状は逮捕状の請求前に容疑者の身柄を確保できるようにするためのもの。令状発付の是非をめぐる令状審査を終え、同地裁を後にするユチョンさん=(聯合ニュース)
ユチョンさんは今年2~3月、大手乳業会社・南陽乳業創業者の孫で、元交際相手のファン・ハナ容疑者(薬物を使用した容疑で逮捕・送検済み)と3回にわたり覚せい剤1.5グラムを購入し、その一部を5回に分けて使用した疑いが持たれている。
警察が16日にユチョンさんの自宅などの家宅捜索を行ったが覚せい剤は発見されなかった。
ユチョンさんは容疑を否認し続けているが、警察が国立科学捜査研究院に依頼した検査ではユチョンさんの体毛から覚せい剤の成分が検出された。
警察関係者は「残りの覚せい剤がどこにあるのかについて集中的に追及する」と話している。必要ならばファン容疑者と対面させた上で取り調べる計画だという。
ユチョンさんは年初にソウル市内の現金自動預払機(ATM)で薬物販売者のものと疑われる口座に数十万ウォン(1万ウォンは約1000円)を振り込んだことが確認された。その20~30分後に別の場所に薬物と推定される物を取りに来た姿が防犯カメラに映っている。
警察は来週末ごろにユチョンさんの取り調べを終え、検察に送致する予定だ。
hjc@yna.co.kr
キーワード