韓国首相がロッテ会長と面会 悪化する韓日関係を懸念
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2019.05.10 10:05
【レイクチャールズ聯合ニュース】訪米中の李洛淵(イ・ナクヨン)韓国首相は9日(現地時間)、ルイジアナ州で韓国ロッテグループの化学大手、ロッテケミカルの石油化学工場の完工式に出席するため同工場を訪れ、出迎えた辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)ロッテグループ会長と2人で話を交わした。その後、李氏は報道陣に「少し韓日関係の話をした」と明らかにした。両氏は「(韓日関係が)うまくいかなければならないのに心配だ」と話したという。
李氏が辛氏と個別に面会するのは初めて。完工式前に20分ほど、個室で話をした。李氏によると、辛氏には日本の政治家の知り合いも多いことから、今後の見通しも含め日本の政治情勢を尋ねたという。ロッテの事業は韓日両国にわたっており、辛氏は日本の事情に精通している。
韓日は韓国大法院(最高裁)が日本企業に対し日本による植民地時代に強制徴用された韓国人被害者への賠償を命じて以降、関係が悪化している。これに対し両氏はそろって懸念を示したようだ。
このほか辛氏は、ロッテケミカルの対米追加投資の計画を説明した。
李首相はすでにサムスン、現代自動車、SK、LGの事業所を訪問し、韓国4大グループの主要経営陣と面会している。ロッテの辛会長との面会により、5大グループのトップ全てと顔合わせを終えたことになる。
mgk1202@yna.co.kr