北朝鮮への人道的支援 国連の目標額の約1割=米メディア
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2019.05.27 20:58
【ソウル聯合ニュース】米政府系放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は25日、国連の対北朝鮮人道的支援活動のための募金額が目標を大きく下回っていると報じた。
国連人道問題調整事務所(OCHA)のウェブサイトによると、24日現在の募金額は1238万ドル(約13億5500万円)で、今年の目標(1億2034万ドル)の10.3%程度となっている。
今年、北朝鮮が深刻な食糧難に陥ることが予想され、国連が緊急の食糧支援を訴えているにもかかわらず、反応がにぶいとVOAは指摘した。
OCHAは対北朝鮮支援に関連し、食糧安全保障、栄養支援、保健、飲料水・衛生の4分野で支援を募っている。
栄養支援分野で最も多くの支援があり、目標額5050万ドルの23.3%に当たる1170万ドルが集まった。
一方、食糧安保分野の募金額は70万ドルで、目標(2238万ドル)の2.4%となっている。
保健、飲料水・衛生分野への支援はない。
国別ではスイス(栄養支援598万ドル)、ロシア(栄養支援400万ドル)の支援額が多く、スウェーデン(157万ドル)、カナダ(56万9000ドル)、フランス(14万ドル)、アイルランド(11万ドル)の6カ国が支援を行った。
yugiri@yna.co.kr