国連報告者 南北連絡事務所の韓国側所長と面談=脱北者問題など議論
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2019.06.17 17:58
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の人権問題を担当する国連のキンタナ特別報告者は17日、北朝鮮・開城の南北共同連絡事務所の韓国側所長、徐虎(ソ・ホ)統一部次官と面談し、中国に拘禁された北朝鮮脱出住民(脱北者)問題などに関して議論した。
キンタナ氏はこの日午後、政府ソウル庁舎で徐氏との面会を終えた後、聯合ニュースの記者に対し「多くの懸案について議論した」と述べ、そのうち一つは中国の強制収容所に拘禁されている脱北者の状況についてだと明らかにした。
続けて「これに関する韓国政府の役割についても対話を交わした」と言い添えた。
中国では近ごろ当局に逮捕される脱北者が増加していると伝えられ、人権団体も中国で脱北者の取り締まりが強化されていると主張している。
キンタナ氏は韓国政府が検討中の対北朝鮮食糧支援に関しても「人道的支援の必要性と韓国政府がこれに対し何をするかについても議論した」と伝えた。
17~21日の日程で韓国を訪れたキンタナ氏は、外交部の李泰鎬(イ・テホ)第2次官と面会するほか、脱北者や市民団体の関係者とも会う計画だ。
21日にはソウル・韓国プレスセンターで記者会見を開き、訪韓結果を説明する。
ynhrm@yna.co.kr