トランプ氏 金正恩氏と「友好的な親書やり取り」
【ワシントン聯合ニュース】トランプ米大統領は24日(米東部時間)、ホワイトハウスで記者団に対し、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と「とても友好的な親書」をやり取りしたと述べ、親書交換の事実を認めた。昨年6月12日にシンガポールで初の米朝首脳会談を開催してから1年を迎える中、トランプ氏は今月11日、金委員長から前日に「美しい手紙」を受け取ったと明らかにした。続いて北朝鮮メディアは23日(日本時間)、金委員長がトランプ氏からの親書に満足の意を示したと報じていた。
トランプ氏は、金委員長が親書でトランプ氏の誕生日(6月14日)を祝ってくれたとし、「お互い、とても友好的な親書だった」と述べた。トランプ氏は金委員長から受け取った親書に返信したとみられ、その両方を指して「とても友好的」と表現したようだ。
同氏はまた、「われわれは大変良い関係だ」とした。ただ、親書の具体的な内容には触れなかった。
この日、トランプ氏はイランに対する追加制裁を発表し、同国が核を放棄することで「驚くべき未来」があるとしながら、「北朝鮮にも同じ話をしている」と述べた。核放棄が「より明るい未来」を保証するという従来の立場を繰り返し、北朝鮮に実質的な非核化措置を促したといえる。
トランプ氏は28~29日に大阪での主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)に出席し、先ごろ訪朝したばかりの中国の習近平国家主席と会談する予定だ。G20サミット終了後の29~30日には韓国を訪れ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と首脳会談を行う。韓国滞在期間中、北朝鮮との軍事境界線に接する非武装地帯(DMZ)視察も検討しているとされ、「友好的な親書」のやり取りがあったとする金委員長にどのようなメッセージを送るか注目される。
トランプ氏(左)は、金委員長が親書で誕生日を祝ってくれたと明らかにした=(聯合ニュース)
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