韓国政府 南北対話・協力へ努力継続=米朝会談受け
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2019.07.01 13:37
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の李相旻(イ・サンミン)報道官は1日の定例会見で、前日に米朝首脳が南北軍事境界線にある板門店で会談したことに触れ、「米朝間の非核化交渉に弾みがつくと期待されるだけに、(韓国政府も)南北間の対話・協力の勢いをつないでいくための努力を続けていく」と述べた。
北朝鮮は2月末の2回目の米朝首脳会談が物別れに終わった後、韓国からの対話の呼びかけに応じてこなかった。李氏は、同会談以降、南北関係に進展がないことは事実とした上で、引き続き南北間の対話・協力を目指して取り組む姿勢を示した。
同氏は「南北関係と非核化、朝米(米朝)関係の好循環の進展を強化していくため努力する」とし、その過程で南北共同宣言の着実な履行にも努めると述べた。
3回目となった前日の米朝首脳会談は、米朝間の非核化交渉の膠着(こうちゃく)状態を終わらせ、さらには南北関係進展への環境を改善したと評価される。韓国政府は朝鮮半島情勢のこうした前向きな流れを南北対話再開の糸口にするための方策を探っているようだ。
mgk1202@yna.co.kr