韓米首脳が堅固な同盟を再確認 北対応で緊密調整継続へ=米国務省
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2019.07.03 09:22
【ワシントン聯合ニュース】米国務省は2日(米東部時間)、トランプ大統領の6月末の訪韓に関する資料を公表し、韓米首脳が堅固な同盟を再確認し、北朝鮮への対応で引き続き緊密に調整する必要性を強調したと説明した。
国務省は「トランプ大統領は訪韓期間中、文在寅(ムン・ジェイン)韓国大統領と両国の揺るぎない絆を確認し、両国関係の一層の拡大を約束した」と伝えた。強力な韓米同盟がインド太平洋地域の平和と安全保障の要であることも再確認したという。
また、両首脳は北朝鮮への対応で緊密な調整を続ける必要性を強調し、北朝鮮の「最終的かつ完全に検証された非核化」(FFVD)達成と、国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議の完全な履行を再確認したと説明した。
トランプ氏は訪韓を機に南北軍事境界線がある板門店で北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と会談した後、北朝鮮制裁は維持されるとした一方で、非核化に向けた米朝の実務交渉の進み具合に応じ変化もあり得ると、含みを持たせた。しかし国務省はこの日の資料では国連制裁の完全な履行に言及し、原則的な立場を示したといえる。
同省は板門店で米朝首脳が実務交渉の再開に合意したとしながら、昨年6月の初の米朝首脳会談で合意した米朝関係の変化、恒久的な平和構築、北朝鮮の完全な非核化という目標の達成に専念していると強調した。
国務省はまた、「米韓首脳は米韓の合同準備態勢を維持し、朝鮮半島の平和と安定を支援するため、(韓米合同)訓練と教育プログラムの重要性を認めた」と言及した。韓米が情報共有と高官級の政策議論、合同訓練などの安保協力において日本と調整することで一致したとの内容も盛り込まれた。
mgk1202@yna.co.kr