サムスンとSKが取引先に書簡 「支障出ないよう努力」=半導体納品で
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2019.07.04 17:31
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子とSKハイニックスが、日本による半導体材料の対韓輸出規制強化に関連し、主要取引先に対し書簡を送ったことが4日、分かった。
複数の業界関係者によると、サムスン電子は2日、ファウンドリー(受託生産)事業の主要取引先に「滞りなく製品を供給できるよう最善を尽くす。万一、問題が発生した場合は直ちにお知らせする」という内容の書簡を送った。
同社は米クアルコム、エヌビディア、IBMなどから有力なIT企業から注文を受け、製品を供給している。
SKハイニックスも取引先からの問い合わせが続いたため今週初めに同様の内容の書簡を送ったという。
サムスン電子とSKハイニックスはDRAMの世界市場でシェア70%以上、NAND型フラッシュメモリーの世界市場でシェア50%以上を占め、生産に支障が生じた場合は世界の電子業界に連鎖的な被害が発生するとの懸念が出ている。
業界関係者は「日本の輸出規制がきょうから実際に断行されたが、国内の半導体・ディスプレーメーカーの生産に支障は出ていないと把握している。生産ラインは正常に運営されている」と伝えた。
hjc@yna.co.kr
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