ロシア軍用機が韓国領空を2回侵犯 軍が警告射撃
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2019.07.23 12:24
【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は23日、中国の軍用機2機とロシアの軍用機3機が同日朝に韓国防空識別圏(KADIZ)に進入し、このうちロシア機1機が独島付近の領空を2回にわたり侵犯したと発表した。韓国軍は戦闘機を出動させ、ロシア機に向けて警告射撃を行った。
合同参謀本部によると、午前6時44分ごろ、中国の軍用機2機が済州島の南の岩礁、離於島の北西からKADIZに進入し、午前7時14分ごろ抜けた。午前7時49分ごろにもう一度進入し、午前8時20分ごろにKADIZを出た。
中国軍用機は朝鮮半島東側・東海の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)の北方でロシアの軍用機2機と合流。中国とロシアの軍用機計4機が同時にKADIZに進入し、9時4分ごろ抜けた。
その後、このロシア機2機と別に東からKADIZに進入したロシア軍用機1機に対し、韓国空軍機が遮断機動を行った。
ロシア機1機は午前9時9分に独島付近の領空を侵犯し、韓国空軍は警告射撃などの措置を取った。同機は9時12分に領空を出た。ロシアの軍用機が韓国の領空を侵犯したのは初めて。
続けて、ロシア機1機が9時33分に領空を再び侵犯し、韓国空軍機が再度警告射撃を行うと9時37分に領空を出て北上した。
韓国国防部と外交部はこの日午後、中国とロシアの大使館関係者を呼び、事前通知なくKADIZに進入したり、領空を侵犯したりしたことについて厳重に抗議する予定だ。
tnak51@yna.co.kr
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