Go to Contents Go to Navigation

690キロ飛行の北ミサイル 韓国全土を射程圏に=迎撃困難か

記事一覧 2019.07.25 18:59

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が25日早朝に東部の江原道・元山付近から発射した2発の短距離ミサイルのうち、2発目のミサイルが約690キロ飛行したとの分析結果が出たことを受け、韓米軍当局はミサイルの詳細を把握するための情報収集を行っている。

北朝鮮は5月にも移動式発射台から短距離ミサイルを発射した=(聯合ニュース)《転載・転用禁止》

 軍当局は今回発射に使われた移動式発射台(TEL)の外観が、5月4日と9日に北朝鮮が短距離弾道ミサイルKN23を発射する際に使用したTELと似ていると把握した。

 1発目のミサイルが約430キロ飛行し、高度が約50キロだったことから、当初はKN23と同じ機種と評価された。だが2発目が高度約50キロを維持し、約690キロ飛行したことが分かり、韓米軍当局は新たな形態の短距離ミサイルである可能性があると判断した。

 現在、韓米軍当局はミサイルの機種の把握に注力している。韓国軍の合同参謀本部は追加の分析が必要で、まだ機種を特定する段階ではないと説明した。

 軍事専門家らはこの日発射された短距離ミサイルについて、KN23の完成型である可能性が高いとしている。

 北朝鮮が5月4日と9日に発射したミサイルの性能を向上させる作業を続けてきたと軍は見ている。

 軍の専門家は「今回の発射はミサイルの性能改良が目的とみられる」とし、「北は5月に発射したものを新型ミサイルとしたが、当時の飛行を見ると技術的に完璧ではないようだった。そのため発射を続け、補完しようとしているようだ」と話した。

 KN23はロシア製弾道ミサイル「イスカンデル」の技術を用いたもので、北朝鮮は最大射程距離が約500キロのイスカンデルの射程距離を約190キロ伸ばし、韓国全土を射程圏に入れることを可能にした。

 「スカッド」や「ノドン」などの弾道ミサイルに続き、韓国を威嚇するもう一つの短距離ミサイルが事実上、完成段階にあるといえる。

 またこの日発射されたミサイルは、迎撃を回避するために複雑な動きをすることが可能と推定されている。

 合同参謀本部は2発目に発射されたミサイルについて、米国側の多様な探知装備により分析されたと明らかにした。1発目のミサイルは韓国軍のレーダーなどで捕らえたものの、2発目は終末段階まで捕捉できなかったことを示唆した。

 軍事専門家らは、高度50キロで飛行し、下降速度がマッハ6(音速の6倍)程度と推定される同ミサイルは最新型の地対空誘導弾パトリオットミサイル(PAC3)や最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」でも迎撃するのは容易ではないと主張している。

 また同ミサイルは固体燃料を使用するため、燃料を注入する時間が必要なく、発射前に探知するのが難しい。

 軍関係者は北朝鮮の各種短距離ミサイルを迎撃するための防衛システム構築を推進中と説明した。

yugiri@yna.co.kr

キーワード
注目キーワード
スクラップの多い記事
more
more
ホーム ページのトップへ
情報をお寄せください
聯合ニュース日本語版では、イベントの開催告知、取材案内、韓国関連企業のプレスリリースなどの情報をお待ちしております。お寄せいただいた情報は、担当者が検討の上、ご紹介させていただきます。