韓日 輸出規制問題でARF舞台に再び論戦か
【ソウル聯合ニュース】韓国と日本がタイ・バンコクで8月1~3日に開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会合を舞台に、日本の対韓輸出規制問題を巡り再び争うことになりそうだ。
韓日はスイス・ジュネーブで23~24日(現地時間)に開かれた世界貿易機関(WTO)の一般理事会でも同問題を巡り論戦を繰り広げた。
韓国外交部は25日、同部の康京和(カン・ギョンファ)長官が31日から来月3日までバンコクに滞在し、参加国のうち8カ国前後の国と外相会談を行い、ASEAN関連外相会合に出席すると伝えた。
ASEAN関連外相会合は韓・ASEAN外相会議、ASEANプラス3(韓中日)外相会議、東アジア首脳会議(EAS)外相会議、ARF外相会議、韓国とメコン川流域国(ラオス、カンボジア、ミャンマー、ベトナム、タイ)による韓・メコン外相会議がある。
外交部の尹淳九(ユン・スング)次官補はこの日、記者団に対し、「ASEAN関連閣僚会議への出席により多様な成果を期待している」とし、「自由で公正な貿易環境の重要性を強調し、最近の日本の不当な輸出制限措置の早急な撤回を様々な機会をとらえて促す予定」と話した。
外交部は今回開かれる五つのASEAN関連外相会議で採択する議長声明に自由貿易の重要性を強調する内容を部分的にでも盛り込むことで、輸出規制を強化した日本をけん制するようだ。
ARFは地域の安全保障に関する協議体であり、貿易に関する問題は通常扱わないが、韓国は日本の今回の報復を意図した措置がASEANをはじめとする他国にも影響を及ぼしかねないという点を呼びかけるものとみられる。
康長官は8カ国前後の国との外相会談を推進する予定だが、日本の河野太郎外相との会談予定はない。また韓米日外相会談も決まっていない状況だ。
外交部当局者は「政府は日本が輸出制限措置を撤回しなければならないという立場だが、対話を通じてこの問題を解決しなければならず、(日本と)対話する意思がある」とし、対話による解決に向けて努力していると伝えた。
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