韓国「北が発射したのは新種の弾道ミサイル」 NSC開催し懸念表明
記事一覧
2019.07.25 20:34
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)は25日、北朝鮮が同日早朝に発射したのは新たな種類の短距離弾道ミサイルとの分析結果が出たと発表した。
青瓦台が出した報道資料によると、同日開かれた鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長(閣僚級)主宰の国家安全保障会議(NSC)常任委員会で、分析結果が共有されたという。
その上で青瓦台は「(正確な種類や仕様などは)今後、韓米間の精密評価によって最終判断する」と明らかにした。
また「常任委員らはこのような北の行為は朝鮮半島における軍事的緊張を緩和する努力に役立たないとし、強い懸念を表明した」と伝えた。
韓国軍合同参謀本部はこの日、北朝鮮が同日午前5時34分と同57分ごろに東部の江原道・元山から東に向けて計2発を発射し、1発目は約430キロ、2発目は約690キロ飛行したと分析されたとし、「細部事項に対しては韓米当局が分析中」と伝えた。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領はミサイル発射後、直ちに国家安保室から報告を受け、午後には青瓦台でNSC常任委が開かれ、約2時間にわたり議論が行われた。
この日のNSCでは中東情勢についても取り上げ、ホルムズ海峡における韓国民間船舶の安全な航海を保障するための方策を検討した。
また常任委員らは、7月23日に発生したロシア軍用機の領空侵犯と関連し、韓国政府が断固たる対応を取ることを改めて確認した。
yugiri@yna.co.kr